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オリンパスのデジカメCAMEDIA C-2 Zoomを発売日の3/21/02に購入した。撮影した画像、使い勝手、問題点などを順次レビューしていく。
37.C-2 Zoomの画質はレンズ付フィルムより劣るか
38.逆光ではスポット測光を使ってみよう。

 

C-2 Zoomの画質はレンズ付フィルムより劣るか (9/18/02)
 Yahoo!の掲示板などで「C-2 Zoomの画質はレンズ付フィルムより劣る」と書かれていたのを見たことがある。それも1回ではなく、2、3回見た記憶がある。少なくとも複数の人がそう感じたのには理由があるだろう。今回は、レンズ付フィルムの特性についてC-2 Zoomと比較して考えてみよう。

ピント

 レンズ付フィルムはパンフォーカスといわれるタイプで、ピント合わせの操作が必要なく、1mから無限大まで広い範囲にピントが合う。これは広角レンズを使い絞りを絞っているので被写界深度が極めて深くなっているためだ。ただ、絞り込んでいると暗いところでは露出アンダーになるため今のレンズ付フィルムではISO感度400のフィルムを使っているようだ。

 パンフォーカスの利点は誰がいつ撮ってもピンボケにならない事だが、欠点としては全体にほぼピントが合っているがシャープさに欠ける点だ。

 一方、C-2 Zoomはオートフォーカスのため、画面の中央に被写体がない場合、そのままシャッターを押すとピンボケになってしまう。このような場合はフォーカスロックをする必要があるが、正しい操作をしないと被写体がぼけてしまう。しかし、目的の被写体に正しくピントが合うと、シャープで主題の引き立つ写真となる。

露出

 レンズ付フィルムは主に35mmのネガフィルムを使用している。このネガフィルムはフィルムカメラでは最も一般的なもので、特性として幅広い明るさを再現することができる。これをラチチュード(露出寛容度)が広いという。ラチチュードが広いと露出の合わせ方が多少ずれても露出アンダーやオーバーにならずに無難に撮れるというメリットがある。このためレンズ付フィルムでは、絞りとシャッター速度が固定にも関わらず、問題なく撮れるわけだ。

 これに対してC-2 Zoomを始めデジカメはラチチュードが狭い。このため、AEが正しく機能しない構図では露出補正などを使わないと不適正な露出になってしまう。但し、ラチチュードが狭いというのは利点でもある。露出補正で花の色合いを変えたり、意図的にハイキー(全体的に明るい調子の写真)やローキー(全体的に暗い調子の写真)にすることで表現力豊かな写真を撮ることが出来る。

結論

 レンズ付フィルムが今のように普及しているのは、手軽に誰が撮っても失敗のない写真が写せるというコンセプトのためで、そのためには上述したような様々な工夫がなされている。
 それに対し普及クラスのデジカメで、使いやすさの工夫をされているC-2 Zoomでも、シャッターを押すだけで必ずきれいに撮れるというわけにはいかないようだ。(私も買った当初は、何も考えずにシャッターを押して失敗したことが何度もありました。)特にとっさに撮る場合や他の人に撮ってもらう場合には「失敗のない」レンズ付フィルムの利点は大きいかもしれない。

 しかし、C-2 Zoomの特性を知った上で、フォーカスロックや露出補正を活用すれば、レンズ付フィルムよりきれいな写真が撮れるのは間違いないだろう。このサイトに掲載しているC-2 Zoomの様々な写真を見ていただければ納得していただけると信じています。

逆光ではスポット測光を使ってみよう。 (9/25/02)
 逆光で撮影するときは、どうされているだろうか。人物撮影の時はフラッシュを強制発光するのが一番簡単だろう。

 フラッシュを使いたくない場合、例えばマクロ撮影のときフラッシュを使うと光が強すぎて色が飛んでしまうことがある。このような場合はスポット測光を使ってみよう。

 C-2 Zoomをはじめ多くのカメラでは、被写体の明るさを測り、最適な露出(絞りとシャッター速度の組み合わせ)を自動的に決めている。この明るさを測る機能を測光と呼んでおり、通常用いられているのは分割測光(画面をいくつかに分割して明るさを測る:C-2 ZoomではデジタルESP測光と呼ばれる)である。

 しかし、逆光時は背景が明るいためそちらに露出を合わせた結果、被写体が暗くなる。これに対し、スポット測光はファインダの中央のみを測光するため背景の明るさに関わらず、被写体に適正な露出を得ることが出来る。

 下の写真を見れば、効果は一目瞭然だろう。通常の測光では背景の空に露出を合わせた結果、花が暗くなってしまった(左)。そこでスポット測光に変更すると花の明るい写真となった(右)。

左:デジタルESP測光、右:スポット測光
 

 スポット測光の場合も中央に被写体がないときは、通常の測光と同様、フォーカスロックをする必要がある。上の例でも左の花にAFターゲットマークを合わせてシャッターを半押しした後、構図を合わせてシャッターを切った。

 逆光以外でもスポット測光を使える機会は多いだろう。例えば、被写体だけが明るく背景が暗い場合、背景が白い場合や逆に黒い場合など。

 だが以前レポートしたような曇天時の風景では、お城をスポット測光しても適正な露出は得られなかった。被写体と背景の明るさの違いが小さい場合はスポット測光は効果がないようだ。この場合はやはり露出補正が必要だ。

 いずれにせよ1度スポット測光を使って効果を実感するのがいいでしょう。効果がなければ露出補正をしてみてはいかがでしょうか。

 


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