オリンパスのデジカメCAMEDIA C-2 Zoomを発売日の3/21/02に購入した。撮影した画像、使い勝手、問題点などを順次レビューしていく。
6.レタッチソフト「CAMEDIA Master v 4.01」
7.マクロ撮影機能
8.画質について

 

レタッチソフト「CAMEDIA Master v 4.01」 (4/17/02)

 付属のレタッチソフト「CAMEDIA Master v 4.01」をレビューする。(レタッチとは画像の明るさ・コントラストを調節したり、画像をシャープにしたり、ぼかすなどの補正を行うことを指します。)

操作性:
 操作はすべてツールバーのアイコンをクリックして行う。PCに慣れていない人はこの方がよいのかもしれない。このソフトの最大の難点は重いこと。Win98SE、Celeron 400MHz、RAM 128MBのノートPCまたはWin98、Celeron 400MHz、RAM 192MBのデスクトップPCで使ってみたが、ソフトの起動を始め一連の動作が遅い。また、デスクトップPC(GatewayのGP6-400C)で使用すると時にフォルダ名が文字化けする。

アルバム作成機能:
 画像、動画、サウンドファイルを保存するアルバムを作成し、複数のアルバムをグループに分類することが出来る。アルバムの作成場所はWindows-Application Data-Olympus内のみで、任意の場所を指定できないのが不便。

画像の取り込み:
 カメラやメディア(ハードディスクも含む)から画像を取り込む機能。取込先をアルバム、カレンダー、任意のフォルダから選べる。カレンダーは撮影日付に自動的に振り分けてくれるので、便利。

ビュワー機能:
 アルバム、カレンダー、任意のフォルダ内のファイルの表示と再生が可能(対応しているファイルのフォーマットは下の表を参照)。

 アルバムに入っていない画像も目的のフォルダをあけるとサムネイル表示される。画像(Exifファイル)のファイル情報を確認するとシャッタースピード、絞り、焦点距離、ISOなどの撮影データがわかる。このうち焦点距離は35mmフィルム換算値が表示されるので便利。

種類 フォーマット 実行可能な処理
画像 Exif-JPEGjpg 表示、保存
Exif-TIFFtif 表示、保存
JFIF-JPEGjpg 表示、保存
TIFFtif 表示、保存
Bitmapbmp 表示、保存(Windows版のみ)
PICT 表示、保存(Macintosh版のみ)
RAW Dataorf 表示
PNG 表示
PSD 表示
動画 QuickTime moviemov 再生、作成
AVIavi 再生
サウンド Wavewav 再生、録音
MP3mp3 再生
MIDImid 再生
DSSdss 再生
RAW:オリンパス製デジタルカメラE-10、E-20で撮影できるフォーマット
DSS:オリンパス製ボイスレコーダで記録できる音声フォーマット

レタッチ機能:
 回転、反転、リサイズ、トリミング等の基本機能と明るさ、コントラスト、ガンマ、カラーバランス、シャープネスなどの調整機能がある。画質を自動で補正するワンタッチ補正機能もある。その他テキスト挿入、イラストとの合成、ひずみ補正、赤目補正などが可能。フィルタの種類は少ないが、必要最小限の機能は揃っている。

印刷機能:
 通常の印刷以外に、サムネイルの印刷やカレンダー、ポストカードの作成が可能。カレンダーやポストカードは保存できないので不便。

Pro版へのアップグレード:
 ライセンスキーを購入すればPro版へアップグレード出来る。Pro版は動画の編集、バックアップ機能、スライドショーなどが追加される。

総評:
 画像の取り込みからファイル管理、レタッチ、印刷と一通りの機能が揃っているので、一般的にはこのソフトで充分だ。(もっと専門的な機能が必要な人は、そもそもC-2 Zoomを選ぶことはないだろう。)
 現在は各デジカメやスキャナーに添付されたり、フリーソフトの利用などにより非常に多くのレタッチソフトが手に入る状況だ。私もPhotoshopを初め多くのレタッチソフトをインストールしているが、他のソフトと比べるとこのCAMEDIA Masterの重さ・遅さは際だっている。使い勝手は良いソフトであるだけに、この点が残念だ。なお、費用を払ってまでPro版へアップグレードする必要性はないように思われる。。

マクロ撮影機能 (4/19/02)
 このクラスのコンパクトカメラに本格的なマクロ撮影を期待するのは無理だが、ある程度の接写は出来た方が便利だ。C-2 Zoomでマクロ撮影をしてみたが、最初のうちは下のような失敗写真が多かった。

ピンボケの例 チューリップがぼけている。
シャッタースピード 1/125秒;絞りF2.8;ISO 80;焦点距離 37mm

 マクロ撮影の可能距離は20〜50cmだが、つい接近してしまう。液晶モニタだけ見ていてもうまくいかない。シャッターを半押しした状態で、撮影距離外になるとファインダー横の緑ランプが点滅するので、このランプに注意しながら撮影すれば失敗が減ってきた。(但し、日光の当たるところではランプの点滅が見づらい。)

 被写体が小さい場合はズームして出来るだけ望遠側で撮ればピントを合わせやすいし、背景がぼけるので雰囲気のある写真が撮れる。下の写真もフォーカスがシャープに決まったとは言い難いが、私としては許せる方だ。

マクロの成功例
シャッタースピード 1/200秒;絞りF4.9;ISO 80;焦点距離 113mm

 C-2 Zoomのマクロ撮影機能は慣れれば、ある程度は使えるかなと言う印象だ。

画質について (4/22/02)
 YahooのデジカメレビューでC-2 Zoomのサイトを覗いてみると、画質が悪くてがっかりした、ピントが全体に甘いという意見が出ていた。確かに私も初めてこのカメラで撮った画像をPCのモニタで見たとき同じような印象を持った。しかし、考えてみると普段は銀塩の一眼レフを使用しているのでついその写真と比較していることに気づいた。

 この価格帯のカメラにそこまで画質を求めるのは酷なので、プリントした写真を以前コンパクトの銀塩カメラで撮った写真と比較した。ピントの甘さはほとんど同じレベル。色についてはC-2 Zoomの写真は特に癖も無く、自然に発色している印象を受けた。このレベルなら普段コンパクトの銀塩カメラを使っている人なら充分満足できる画質だ。多分キャビネサイズまで引き延ばしても違いはわからないだろう。200万画素のデジカメはプリントしてみてその価値が発揮されるということを納得した。 (但し、C-2 Zoomの画質はあくまでもコンパクトの銀塩カメラと同程度であることはお忘れなく。)