オリンパスのデジカメCAMEDIA C-2 Zoomを発売日の3/21/02に購入した。撮影した画像、使い勝手、問題点などを順次レビューしていく。
30.画質モードについて 〜圧縮率と画質の関係〜

 

画質モードについて 〜圧縮率と画質の関係〜 (8/1/02)
 C-2 Zoomの画質モードについて何度かご質問をいただいたので、今回は画質モードおよびJPEG画像の圧縮率と画質の関係について取り上げよう。

 まず、用語の説明だが、「画像のサイズ」と言っても、画素数とファイル容量がある。そこで混乱しないように、ここでは
    「記録サイズ」−画素数。(例えばC-2 ZoomのHQモードの記録サイズは
          横1600ピクセル・縦1200ピクセルで画素数は約200万画素)
    「ファイルサイズ」−ファイルの容量。(HQモードのファイルサイズは約400KB)
と呼ぶことにする。

 現在デジカメで通常用いられている画像形式はJPEG(ジェイペグ)形式と呼ばれる。JPEGの特徴はフルカラーの画像を圧縮して小さなファイルサイズで保存できることなので、WEB上での写真の表示に適している。

 しかし、JPEGは圧縮する際に画像の情報を省略するので、JPEG形式で保存すると画質が劣化する。(このためJPEGは不可逆性圧縮方式とも言われる。)
 例えば、撮影した画像の明るさを変えて保存し、次にコントラストを変えて保存、さらにリサイズして保存、というように保存を繰り返すたびに画質はどんどん悪くなる。
 これを避けるには@元画像に一連のレタッチやリサイズ行って1回だけ再保存する、Aレタッチ途中の画像を保存するときは画質の劣化しない形式、例えばPhotoshop形式で保存する(但しファイルサイズは1枚数MBと大きくなる)。

 保存の回数以上に影響が大きいのが圧縮率だ。JPEG形式を扱えるソフトウェアでは圧縮する比率を変えることが出来る。圧縮率が高いほどファイルサイズは小さくなるが画質はより劣化する。

 下の写真は青空を撮影したものだが、左はHQモードで撮影した画像の1部を切り取ったもの、右は圧縮率を高くしてファイルサイズが1/30になった画像を切り取ったもの。右では色数が減ってブロックのようなノイズ(ブロックノイズと呼ぶ)が発生している。

左:オリジナル画像 ファイルサイズ 406KB、右:圧縮画像 13KB
画像閲覧ソフトIrfanViewを使ってそれぞれの画像に使われている色数を調べると左は14,435色、右は3,492色
 

 このように圧縮するほど(ファイルサイズが小さくなるほど)画質が悪くなる。但し、上の例は圧縮率を極端に高くしたため違いがはっきりしたが、圧縮率の差が小さい場合は画質の差はわかりにくい。

 そこで画質モードだがC-2 Zoomでは以下の4種類のモードがある。

画質モード 記録サイズ(画素数)
SHQ  1600×1200
HQ 1600×1200
SQ1 1024×768
SQ2 640×480
ここで問題なのは、SHQとHQが記録サイズ(画素数)は同じであるのに、SHQの方が高画質である理由だ。ここまで読んでいただいた方はおわかりになるだろうが、SHQの方が圧縮率が低いため画質の劣化が少ないというのがその理由だ。

 ただ、HQとSHQの画質の差はわかりにくい。特にディスプレイで見ただけではほとんどわからないだろう。大きいサイズにプリントすれば差が出るのかもしれない。(HQとSHQの画像の比較はこちらをご覧下さい)
 撮影可能枚数はHQの方がSHQの2倍であること、メディアへの書き込み速度がHQの方が速いこと、などを考えると、特殊な場合を除いてHQモードの撮影で十分だと思われる。